【クラウドファンディング応援メッセージ】その2

応援メッセージ

10月16日から実施しているクラウドファンディングの応援メッセージをご紹介します。

※応援メッセージをお送りいただいた順に、ご紹介させていただきます。


NPO法人未来ISSEY
代表理事 吉田 ゆかり 様より

病気を抱えるお子様やご家族が前向きに治療ができるように活動をしているNPO法人未来ISSEYの吉田ゆかりと申します。 私は子どもが病気で長期入院をしていた時に、ポケットサポートの三好さん初め、奥田さん、ボランティアの方と出会い、ポケットサポートさんの病棟支援を受ける中で、落ち込んでいた自分が前向きになるきっかけをいただいた一人です。 闘病生活では、病気や治療の不安の他に、きょうだいや友だちと会えない寂しさ、勉強の遅れ、家族に迷惑をかけないために辛いやしんどいなどの気持ちを伝えられない、など様々な問題があります。

その中で、ポケットサポートさんの学習支援は、病院生活の中での楽しみでありました。病院から出られない次男の笑顔を見れた時間でもあり、感謝でいっぱいです。 また、私たちのような小学生の他に、小さなお子さんや義務教育ではない高校生が入院をしていて、それぞれの年齢で、それぞれのご家族で様々な問題を抱えている方がいらっしゃいました。

特に高校生は義務教育ではないため、出席者日数はとても大切で、院内学級がないところではICTを使っての学習が必要不可欠になってきます。そんな時に問題となるのが、学校と話し合ったりしてくれる人が近くにいるのか、パソコンやWi-Fiはあるのかということです。 ポケットサポートさんの存在、また必需品の確保は学びを途絶えさせない大切なものです。

私もNPOをしている者として、この支援を継続していくことが何よりも重要で大きな課題ということを知っています。 そして親にとっても、子どもの学びの継続は、『子どもの未来を信じていること』に繋がります。 ポケットサポートさんの活動が続き、治療中の子どもたちに未来を見せ、親に子どもの未来を信じさせるものの一つであって欲しいと切に願います。 ポケットサポートさんの活動を心から応援してます。


難病学生患者を支援する会
久保田 一男・鈴美(鈴パパ&鈴ママ)様より

私たちの息子、久保田鈴之介は2013年にユーイング肉腫という小児がんで高校卒業式1か月前に他界しました。

生前に大阪市長に要望して自分に続く長期入院の高校生のために教育が受けられる制度のきっかけを創ってくれた活動的な息子でした。

私たちはその遺志を継ぎ、遺族の立場で日本全国で病弱支援活動を続けています。

高校生は友達と笑ったり泣いたり、一番楽しい時。

そんな貴重な青春時代に病気になり、病室で暮らして隣と隔てるのは一枚のカーテン、狭い空間で不安を抱えて孤独に過ごさなければなりません。

そして苦しい闘病の最中に試験は受けられず、留年を余儀なくされて結局退学し、進学や就労が難しくなる高校生がなんと多いことか。

高校生が将来を夢見ながらしっかり学べるように応援し、安心できる社会を一緒に創り上げていきませんか。

大人は子どもたちに夢を見させてあげてください、どうぞお力をお貸しください。


いろどり佐藤さん

NPO法人 彩(いろどり)
理事・就労移行支援事業所irodori
所長 佐藤 将一 様より

私はふだん障がい福祉の業界で、当事者の方の就労や社会生活の支援を行っています。その中でいつも感じるのは「社会の中の既存の仕組みや枠組みに上手くハマることが出来ない人がやんわりと排除されて生き辛さを抱えてしまう」という問題です。

障がいがあることが理由で選び取れない選択肢がある。障がいがあることが理由で奪われている権利がある。 誰もが同じ人間で、本来なら誰しもが人生の選択肢を等しく選び取ることができるはずなのに、社会の仕組みや制度や枠組みがそこに対応していないがためにそこからこぼれ落ちてしまう方が今も多くいらっしゃいます。

「障がいそのもの」が生きづらさになるのではなく、それによって選ぶことが出来ないものが圧倒的に増えることによって、社会の中で置いてけぼりになってしまったり、排除されたような気持ちになってしまったり、自分の未来を諦めなければいけなくなったり、孤独に苛まれたり・・・。 実は多くの生きづらさって、奪われている選択肢や、奪われている権利が誰にも気づかれることなくそれを守られることもないことから生まれているんじゃないだろうか、といつも感じています。

ポケットサポートさんとはとある方の支援を通じて繋がらせていただきました。 直接的には僕らの活動とは重なりにくい領域の方の支援をされているのですが、支援の対象者は違えども、向き合っている課題や守ろうとしているものは本質的には同じなんですよね。

僕らが普段生活している中では目に触れない、関わることもない、だからこそ「知らない」生きづらさがあります。 そんな「知らない」が少しでもなくなること、「知る」ことから生まれる変化を起こそうとしているポケットサポートさんを僕自身の励みにもしつつ応援しています。