ボランティア活動に参加しやすい環境づくりとは

コラム

ポケットサポートでは約40名近いボランティアが関わってくれています。当事者であり復学した中学生や高校生のスタッフから、教職員や看護師などを目指す大学生、社会人ボランティアまで幅広い方々にご協力いただいています。

ポケットサポートの事業活動が大きくなるにつれて、ボランティア人数は年々増加しており、病気を抱える子どもたちの支援ネットワークが広がっていることは本当に嬉しいです。

ボランティア活動に気軽に参加できる仕組みづくり

ポケットサポートの「学習支援ボランティア活動」に参加したいという動機は様々だと思います。

  • 当事者の立場から長期入院をしている子どもたちを支援したい
  • 特別支援学校の教員を目指しているため、現場での活動を経験したい
  • 子どもたちと一緒に楽しく勉強したり遊ぶ時間を作ってあげたい

また、ポケットサポートのボランティア活動は、参加できるときに参加できる頻度で活動できるようにボランティアコーディネーターが毎月の参加予定確認を行い、調整する仕組みを取り入れています。

「大学の定期テストや教育実習のため今月は活動に参加できない」、「午後2時までは授業があって参加できないけど3時からは参加できる」など柔軟に活動参加できるようにしています。

さらに、「平日の活動は参加できないけど、週末に開催される交流イベントに参加する」、「講演会や研修会の受付スタッフとして参加する」など、活動内容を選んで参加することも可能です。

毎週水曜日に支援拠点(事務所)を開放して開催している「ポケットスペース」を利用する子どもたちが0人の日もありますが、そんな時には週末の交流イベントの企画会議や準備をするなど、大学のサークル活動のような雰囲気があります。

ボランティアを受け入れるNPOとしての役割

皆さんは「ボランティアコーディネーター」をご存知ですか?

日本ボランティアコーディネーター協会(JVCA)では、ボランティアコーディネーターについて、『市民のボランタリーな活動を支援し、その実際の活動においてボランティアならではの力が発揮できるよう市民と市民または組織をつないだり、組織内での調整を行うスタッフ』ととらえています。

特定非営利活動法人日本ボランティアコーディネーター協会サイトから引用)

ボランティアコーディネーターの役割として、ボランティア活動をしたい人と、ボランティアを受け入れる団体をマッチングして、それぞれの力を最大限発揮できるように調整し、社会課題の解決を目指していくことが重要だと感じています。

「ボランティアスタッフが集まらない」「活動に継続して参加してくれるスタッフが少ない」そんな課題を抱えているNPO法人は、自分たちが解決しようとしている社会課題に対して、どんなボランティアの力を必要としているか整理してみてはどうでしょうか。

どんな活動をするか分からないのにボランティア募集チラシを見て、ボランティア活動に申込をしてくれる人はいません。「子どもたちに学習支援をしてくれるボランティア」「ホームページ更新を担当してくれるボランティア」「チラシの封入を担当してくれるボランティア」など明確にするだけで、ボランティア参加したい人は応募しやすくなると思います。

認定NPO法人日本ボランティアコーディネーター協会公式サイト『jvca2001.org』 | 市民の社会参加を考えるプロを目指して
特定非営利活動法人日本ボランティアコーディネーター協会の公式ウェブサイト。多様な分野で活動するボランティアコーディネーターのネットワークを築き、その専門性の向上と社会的認知をすすめ、専門職としての確立を目指す日本で唯一の非営利組織(NPO)です。

次の活動参加の励みや目標になる仕組みづくり

「次の交流イベントにもボランティアとして参加したい」

「他にも手伝えることがあったら連絡くださいね」

ポケットサポートでも、こんな言葉をかけてくれるボランティアスタッフを増やしていきたいと思っています。実際に活動に参加することで、金銭的な御礼でなくても、子どもたちと関わる「やりがい」や「達成感」「充実感」を感じてくれるボランティア活動をNPOとして提供できた証になります。

ボランティアスタッフの感想や意見を聞くフォローアップや感謝祭の開催、ボランティア活動参加証明書の発行など、日々の活動の積み重ねが見える仕組みや、次の活動目標などを一緒に考える機会を提供していきたいと思います。

現在進行形でポケットサポートでも新たな仕組みづくりを進めています。学生から社会人の皆さんまでポケットサポートのボランティア活動に参加していただいた皆さんが利用できる仕組みになる予定です。

まとめ

今回はポケットサポートの支援活動に必要不可欠なボランティアスタッフに着目して記事を書かせて頂きました。みなさんの団体でも参考になることがあれば嬉しいです。

ボランティアという貴重な人材を活かすためには、ボランティアコーディネーターの存在が重要になってきます。事務局長や法人代表が兼務している場合が多いと思いますが、どんなボランティアを団体では必要としているのか、今一度考え直してみてください。さらに事業活動の幅が広がったり、事務局の負担が軽減できたりする場合もあると思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。