わくわく体験交流イベント4月29日開催

活動記録

今回は4月29日(火)に岡山駅の近くにある国際交流センターにて行われた「わくわく体験交流会」の様子をご報告させていただきます。

この日は昭和の日で祝日という事や、岡山総合グラウンドにある「晴れの国スタジアム」でファジアーノ岡山のサッカーの試合があった為か、岡山駅近くは多くの人の姿や車通りがありましたが合計4家族の方々が参加をしてくれました。参加者の方々は、まずラベルシールに自分が呼ばれたい名前を書いて体の見える場所に貼った後、交流会へ参加します。

今回の体験交流会では大きく4つのブースをポケットサポートでは準備しました。

〇木材のブロックキューブを使った立体的な工作遊びコーナー
〇協力から対戦まで様々な種類のボードゲームを遊ぶことが出来るコーナー
〇筆ペンや折紙/千代紙を使ったアート作品を作るコーナー
〇iPadを使いAR(拡張現実)で室内に居ながらも水中散歩などを楽しめるコーナー

参加者は自分が気になった体験コーナーを回りながら楽しんでくれたように感じます。それぞれの体験コーナーの様子をお伝えしますね。

まずは「ブロックキューブ」を使った工作遊びです。

体験交流会が始まってすぐに小学生とそのご家族が体験されていました。この木製の「ブロックキューブ」。一辺が2㎝程の小さな立方体になっています。普段の生活ではあまり触れたり、遊んだりする機会が少ないブロックキューブに「これを組み合わせてどんなものを作ろうか?」とスタッフや大人たちが頭を悩ませている間に、小学生は土台板にキューブをボンドで次々とくっつけ、並べていき、あっという間に「カメ」を作っていました。

「すごく早く作ったね!カメを作ろうって最初から決めていたの?」とスタッフが子どもに声をかけると、いい笑顔で「作りながら考えていったら亀になった!」と教えてくれました。直感的に取り組んでいく姿勢や、すぐに行動に移せる点は、私たち大人も見習いたい所ですね(笑)

その後も家族やスタッフで何を作ろうかと相談しながら、立体的な風船やソフトクリーム、正方形の土台板にキューブを隙間なく詰めていって、さながら現代アートのような作品を作り上げていきました。今回の記事を書いている私も参加者の皆さんが作っている様子を見ていたら、私自身もキューブを使い何か作ってみたくなり、参加者の方たちと一緒にマインクラフトというゲームのキャラクターであるクリーパーを作ってみました。我ながら上手に作れたと思います(笑)

参加者、スタッフで作っていく間に色々なアイデアが出てきたのか、参加者の子が最近話題になっている大阪万博のキャラクターである「みゃくみゃく」を作って見せてくれた時はスタッフから「おぉ~」と驚きの声が上がっていました。こういった子どもたちの着眼点、発想力には、いつも驚かされてばかりです。

 さて次はボードゲームコーナーの様子をお伝えいたします。今回の体験交流会にはポケットサポートの事務所から、ゲームのプレイ時間は短く何回でも繰り返し遊べるようなゲームから、20分ほど腰を据えて楽しむゲームを対戦系から協力系まで10種類以上準備してきました。

参加者の方から「協力するようなボードゲームがしたい」という希望があったので、まず参加者とスタッフで「ジャストワン」というボードゲームをやってみました。

このジャストワンというゲームは参加者の中で、「お題が見えていない解答者1人」と「そのお題についてヒントを出す人達」に分かれて、解答者には見えていないお題を当ててもらうゲームです。ヒントを出す参加者やスタッフ達は、決められたお題について直接的な答えを書かないように、参加者同士の相談は出来ない為、頭を悩ませながら手元のボードに一言でヒントを書いていきます。

私が見ていた回では「国名/タコス/サボテン/クレヨンしんちゃん」というなかなか難しそうな4つのヒントから見事に「メキシコ」というお題を見事言い当てており、これにはヒントを出していた人達からも観戦していた私も、思わず大きな拍手が上がっておりました。解答者がお題を言い当てた時の盛り上がりはすごいものでした(笑)

解答者を替えながら何度かジャストワンを繰り返し行って、スタッフと参加者の間の空気も温まってきたところで、「次は対戦みたいなボードゲームもやりたい」という希望が出たので、続いては「ドブル」というゲームを選び遊びました。

こちらのドブルというゲーム。他のイベント会場やポケットサポートの事務所で遊んだ時も、遊んでみた方からとても好評をいただいているゲームなんです。ルールはシンプルで、55枚ある手のひらサイズの丸いカードに、8種類の絵柄が配置されています。それぞれのカードの中から必ず1つだけある共通する同じ絵柄を早く見つけて宣言をするというルールです。

こちらはシンプルなルールの為、数回練習をして後は皆さんルールをばっちり把握した後は、大人も子どもも関係なく「はてなマーク!」「サングラス!!」といった共通する同じ絵柄を宣言する大きな声が飛び交っており、白熱した様子が伝わってきました。

ドブルで白熱した試合を何度か繰り返し遊んだ後は、皆さん夢中になり大きな声も出ていたのでお茶休憩をはさみました。その際に別の机で「ブロックキューブ」を体験していた参加者のご家族がボードゲームも体験してみたいということで、参加者2家族とスタッフが一緒になり7人で「ウミガメの島」というボードゲームを遊んでみました。

このウミガメの島というボードゲームは、カメの形をした駒を使って島を一周して卵カードのポイントを集めながら点数を競う双六のようなゲームですが、このゲームは普通の双六と違い使用するサイコロが3つあったり、同じマスに止まった相手の駒の背中に乗って運んでもらうことが出来たりと、すごく奥深く駆け引きも多いゲームで初対面の人たちばかりで遊びましたが、ゲームが接戦になり大きく盛り上がっていました。初対面のご家族同士でも楽しみながらコミュニケーションを取られていたのは、ボードゲームのいい所だなぁと改めて感じることが出来ました。

今回の体験交流会では13時から1時間ごとに体験時間を区切っていたのですが「ブロックキューブ」と「ボードゲーム」の2つのコーナーが大きく盛り上がり、あっという間に1時間30分が経過しており、参加者の方の帰る時間が近づいていたようでしたが、子どもたちから「もう少しだけやりたい!」と熱いリクエストがあった為、最後に「ito(イト)」というボードゲームで遊びました。

記事を書いている私もそれまでのゲームは観戦していましたが、このitoというゲームですが、参加者の方が遊ぶときは私も遊びたくなってしまい、参加させてもらうほど大好きなゲームです。このゲームは協力型のパーティーゲームです。プレイヤーに数字(1~100)が1つ書かれたカードを他の人たちに見えないようにこっそりと配り、その数字を直接は口に出さずに、お題に沿ったヒントを出して自分たちの数字を推測していき、小さい数字順に並べることを目指すボードゲームです。

人数が増えれば増えるほど難易度が上がっていくのですが、今回は参加者2家族とスタッフも参加し、なんと10人と言う人数で遊んでみました。今回のお題は「自分の数字は桃太郎の場面で言うとどのあたりか」というお題です。1に近い数字の人から「むかしむかし…」で始まり100に近づく数字ほど「めでたしめでたし」だとして、直接自分の数字が言えない中で桃太郎の様々な場面をヒントとして伝えあいながら、参加者はそれぞれの数字を予想していきます。

itoはお互いの感覚や価値観の違いを楽しむゲームで「私はきび団子を作ったくらいかな」や「犬と出会ったくらい!」といった言葉が飛び交い、プレイヤー全員で言葉を選び工夫しながら大盛り上がり、スタッフである私も楽しんで遊んでしまいました。

結果最後のボードゲームも盛り上がってしまい、13時から2時間という長い時間、参加者の皆さんは交流会に参加してくれました。

15時頃からは新しい参加者のご家族が交流会へ参加され、前半ではやっていなかった筆ペンなどを使ったアート作品も体験していました。

こちらのアート作品の土台になっているのは何だと思いますか?私も初めて見たとき「なんかどこかで見たことがあるなぁ」とまじまじと見てみると、なんと納豆の蓋でした(笑)普段何気なく目にしている容器がこんなにきれいな作品に変わるなんて驚きです。

納豆の蓋を使って折り紙や筆ペンを使って子どもたちは創造力を発揮してオリジナルの作品を作っていました。お土産屋で売っていても遜色ないものを作っている子もいて驚かされました。参加者の中にはまだ幼く自分で作品を作れない子もいたので、子どもの写真を撮影させていただき、それを現像し切り抜き張り付けて作品にしてみたところ好評をいただきました。様々な工夫で色々な人たちが楽しんでくれるのは嬉しいものがありますね。

AR(拡張現実)を体験できるコーナーではiPadを使い、部屋の中で海中の散歩をしながら様々な海洋生物の観察を楽しんでいたり、部屋の中にできた庭の中で10個の宝物を探すゲームを行っていました。その中でもこの宝探しゲームがすごく盛り上がり、スタッフも一緒になって体験していたのですが、なかなか見つけることが難しく夢中になり、iPadを片手に部屋中を歩き回ってみたり、床をはいずるように必死で宝物を探す姿も見られました。

15時からの参加者にもボードゲームは人気でジャストワンやitoをスタッフと体験していました。その中で印象的だったのは、参加者の子どもが一人で保護者から離れスタッフとボードゲームを行っているという時がありました。

やはり最初は家族から離れていたため緊張しており口数も少なかったのですが、ボードゲームを何度か繰り返していく中で緊張がほぐれていったのか、最後にはitoで自分から「異性から言われてうれしい言葉」といったお題を選び、スタッフと盛り上がる姿が見られ「緊張が解けて少し心を開いてくれたかな」とスタッフも嬉しい気持ちになりました。

15時からの部も予定していた時間を超え16時30分まで盛り上がり、参加者の方々は体験交流会をおおいに楽しんでくれました。今回の「体験交流会」にて13時から参加の方も、15時から参加してくれた方も、どちらも名残惜しそうに「もう少しだけやりたい」という言葉を聞くことができました。

また、子どもたちや保護者の方たちが交流されている様子や、嬉しそうに自分で作った作品を持ち帰っていく姿を見ることができて、スタッフとして私自身も楽しむことが出来ましたし、参加者の皆さんのいい笑顔を見ることが出来てとても嬉しく思います。今後もポケットサポートでは参加者の皆さんが楽しんでいただけるようなイベントを企画していきますのでどうぞお楽しみに!!

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